当記事では、買い方の基本からおすすめ予想法まで『馬単』の事を分かりやすく解説する。
・『馬単』の買い方の種類
・『馬単』のおすすめ予想法
取り上げるのはこの3点。
他記事を読む必要がない位、『馬単』の基礎知識を詳しく、分かりやすく解説した。知りたい部分だけでも是非読んでいって欲しい。
目次
『馬単』とは?どんな馬券か
『馬単』とは、「1着馬と2着馬との馬番を着順通りに的中させる」馬券の買い方のこと。
例えば『馬単』で1→2を買った場合、「1着に1番、2着に2番」が入ると馬券的中となる。
馬連で1-2を買った場合、「1着に2番、2着に1番」の結果でも的中となるが、馬単で1→2を買った場合、その順番での入線では馬券不的中。
1着馬と2着馬との馬番を「着順通りに」的中させる必要がある点、注意して欲しい。
絶対覚えておきたい『馬単』の特徴
『馬単』には、絶対覚えておいて欲しい特徴が一つある。
「1着馬の人気が2着馬より低ければ低いほど、配当がお得になる」特徴だ。
分かりやすい例として、2021年安田記念を見て欲しい。
2021年安田記念
1着:ダノンキングリー(8番人気)
2着:グランアレグリア(1番人気)
馬連:2,950円
馬単:12,090円
馬単が当たる確率は、馬連の2分の1。当たった時の配当が馬連の2.1倍以上付けば、馬単の配当はお得と言える。
それが、この安田記念では、馬連29.5倍に対し馬単120.9倍。
実に、約4倍もの配当差となった。
ここまでの配当差となった理由は、「1着に入ったダノンキングリーの人気が、2着グランアレグリアより圧倒的に低かった」事にある。
この時のグランアレグリアの単勝オッズは1.5倍。それに対しダノンキングリーは、8番人気といっても単勝47.6倍もつく人気薄だった。
まさに「1着馬の人気が2着馬より低ければ低いほど配当がお得になる」を象徴した結果。この特徴を理解し、それを狙うのが、『馬単』を買う大きな醍醐味の一つとなる。
『馬単』の買い方の種類
「1着馬と2着馬との馬番を着順通りに的中させる」馬単だが、その買い方は以下の3種類ある。
「1→2」「3→4」等、一つずつ買い目を指定して買うことも出来るが、上の3つ、どれかを選択して馬単を買う競馬ファンがほとんど。
『馬単』を買う上で、これら3つの買い方を覚えるのは必修とも言えるほどだ。
以下で一つずつ詳しく解説するので、この記事を読んでる人は是非覚えていって欲しい。
『馬単流し』とは?どんな買い方か
『馬単流し』は、「1頭の軸馬と複数の相手馬、全組み合わせの馬単を購入する」買い方。
・馬単1着流し
・馬単2着流し
・馬単流しマルチ
買い方は、更に細かくこの3種類に分かれる。
『馬単1着流し』とは?
『馬単流し』の中でも、軸馬を1着に指定する買い方のことを『馬単1着流し』と呼ぶ。
例えば「軸馬を1番」「相手馬を2~5番」する等し、以下のような買い目を作る。
馬単1着流し
軸馬(1着):1
相手(2着):2.3.4.5
組み合わせは『1→2』『1→3』『1→4』『1→5』の4通りとなる。
『馬単2着流し』とは?
『馬単流し』の中でも、軸馬を2着に指定する買い方のことを『馬単2着流し』と呼ぶ。
例えば「軸馬を1番」「相手馬を2~5番」する等し、以下のような買い目を作る。
馬単2着流し
軸馬(2着):1
相手(1着):2.3.4.5
組み合わせは『2→1』『3→1』『4→1』『5→1』の4通りとなる。
『馬単流しマルチ』とは?
『馬単流し』の中でも、指定した軸馬から相手馬との『馬単1着流し』『馬単2着流し』両方の組み合わせを買う買い方のことを『馬単流しマルチ』と呼ぶ。
例えば「軸馬を1番」「相手馬を2~5番」で『馬単流しマルチ』を買う場合、
馬単流しマルチ
軸馬:1
相手:2.3.4.5
『1→2』『1→3』『1→4』『1→5』『2→1』『3→1』『4→1』『5→1』の8通りが購入される事になる。
『馬単ボックス』とは?どんな買い方か
『馬単ボックス』は、「選択した馬番の全組み合わせの馬単を購入する」買い方。
例えば馬番1~3の3頭を選択した場合、「馬単3頭ボックス」といったような呼び方をする。
その場合、購入されるのは以下の6通り。
・1→2
・1→3
・2→1
・2→3
・3→1
・3→2
買い目点数は「選んだ馬の頭数×(選んだ馬の頭数-1)」で計算できる。
『馬単フォーメーション』とは?どんな買い方か
『馬単フォーメーション』は、「1着と2着に指定した全組み合わせの馬単を買う」買い方。
例えば「1着に1~2番、2着に1~4番を指定」する等し、以下のような買い目を作る。
馬単フォーメーション
1着:1.2
2着:1.2.3.4
この場合、組み合わせは以下の6通り。
・1→2
・1→3
・1→4
・2→1
・2→3
・2→4
この組み方はあくまで一例で、1着に3頭、2着に6頭など、どんな買い目も自由に作れるのが『馬単フォーメーション』の大きな特徴となる。
『馬単』おすすめの予想法は?
『馬単』を買う時は、「1着になる確率が高い馬を探す」事を意識して予想する事をおすすめする。
「1着馬と2着馬との馬番を着順通りに的中させる」馬単だが、普段、2着馬をピンポイントで当てる事を意識して予想している人は殆どいないと思う。
2着馬をピンポイントで当てるのは、多くの人にとって非常に難しい事になると思う。
まずは素直に1着馬を予想し、そこから2着馬候補へ複数流す馬単を買うのが王道となる。
使う馬券は『馬単流し』の中の「馬単1着流し」。レースよっては、『馬単フォーメーション』も使えるようになると良いだろう。
ただ、1着馬を高確率で当てるのも簡単な訳ないので、予想力が高くなるまで、ある程度馬券が外れ続けることを覚悟はしておく必要はあると思う。
『馬単』の「買い方」「特徴」「おすすめ予想法」を総まとめ!
最後に、『馬単』について総まとめする。
Q.『馬単』とは?どんな馬券か
「1着馬と2着馬との馬番を着順通りに的中させる」馬券。
Q.『馬単』にはどんな買い方がある?
大きく分けると『馬単流し』『馬単ボックス』『馬単フォーメーション』の3つ。
『馬単流し』は更に細かく「馬単1着流し」「馬単2着流し」「馬単流しマルチ」の3つに分けられる。
Q.『馬単』の特徴は?
1着馬の人気が2着馬より低ければ低いほど、配当がお得になる。
Q.『馬単』のおすすめ予想法は?
1着馬の予想に力を入れ、『馬単1着流し』か『馬単フォーメーション』を使う。
Q.最後に一言
まとめの質問に全て答えられたなら、『馬単』の基礎知識は身に付いたと考えて問題ない。
後は以下に貼る「馬単流し」「馬単ボックス」「馬単フォーメーション」の記事を読み進め、その理解をより深めて欲しい。
また、出来れば今週末の競馬で、『馬単』を何レースか買ってみるのもおすすめしたい。
身につけた知識は、早く使えば使うほど、血となり肉となる。
当記事を参考に、『馬単』の理解を少しでも深めてもらえたなら幸いだ。